生活を転換させる指針(You Tube)

我々の人生とは、我々の思考が作り上げるものにほかならない。
[アウレリウス・アントニヌス]



愉快なことを考えれば、私たちは愉快になるでしょう。
惨めなことを考え始めたら、惨めになる一方です。
恐ろしいことを思い浮かべれば、恐ろしくてたまらなくなるはずです。
病的なことを考えれば、病気になるに違いありません。
失敗するのを気にしたら、間違いなく失敗してしまいます。
自分ばかり可愛がるならば、他人から敬遠され、皆が寄りつかなくなるでしょう。



心理学の最高権威であるウイリアム・ジェームズはこんな意見を述べたことがあります。
「行動は感情に従うように思われているが、実際には行動と感情は同時に働くのである。
意志の力でより直接的に支配されている行動を規制することによって、意志に支配されにくい感情をも規制することができる。
だから、快活さを失った時、他人に頼らず自発的に快活さを取り戻す秘訣は、いかにも楽しそうな様子で動き回ったり、しゃべったりしながら、すでに快活さを取り戻したように振る舞うことである」
早い話が、幸福に酔いしれているように振る舞いながら、同時に浮かぬ顔で沈み込んでいることは肉体的に不可能だということです。



政治的な勝利、地代の値上げ、病気の全快、長い間留守にしていた友人の帰還、その他種々の外部的事象は人間の精神を高揚させ、幸せな日々が到来するような予感を抱かせる。
これを信じてはならない。
そんなことは決してない。
自分に平和をもたらすのは、ほかならぬ自分自身なのだ。
[ワルド・エマーソン]



自分らしく振る舞いましょう。
あなたが歌えるのは、今のあなたそのものであり、あなたが描けるのは、今のあなたそのものだけです。
良くも悪くも、人生というオーケストラの中で、あなたは自分の小さな楽器を演奏しなければならないのです。



われわれは皆が船長にはなれない。
水夫になるものもいよう。
ひとりびとりに何かすることがある。
大きな仕事もあれば、小さな仕事もあるが、与えられた務めということは同じだ。
広い道が無理ならば、ほんの小路でもよい。
太陽が無理ならば、星になれ。
成功と失敗を分けるのは大きさではない。
何になろうと最上のものになれ。
[ダクラス・マロック]



君の人生を砂時計と考えてみるんだ。
朝、仕事を始める時には、その日のうちに片づけてしまわねばならないと思われるものが山ほどある。
けれども、我々には1度に1つの事しかできないし、砂時計の砂がくびれた部分を通るようにゆっくりと、一定の速度で仕事を片づけるしか手はない。
さもないと、肉体や精神の働きが狂ってしまうのだ。



ティーブン・リーコックは次のように書き記しました。
「人生の進み具合というものは、なんと奇妙なものだろう!
小さな子どもは「もっと大きくなったら」と口にする。
だが、どうしたことだ。
大きくなった子どもは、「大人になったら」と言うではないか。
そして、大人になると「結婚したら」と言う。
けれども、結婚したら一体どうなるか?
考えがコロリと変わって、「退職したら」とくる。
やがて退職するが現実のものになると、自分の過ぎし日の光景を思い浮かべる
そこには木枯らしが吹きすさんでいるようだ。
どういうわけか、全てを取り逃がしてしまった。
もはや過ぎ去ってしまったのだ。
そして遅ればせながら、我々は学ぶ。
人生とは生きることの中、毎日毎時間の連続の中にあるのだということを」



昨日の重荷に加えて、明日の重荷まで今日のうちに背負うとしたら、どんなに強い人でもつまづいてしまうでしょう。
過去と同様、未来もきっぱりと閉め出しましょう。
未来とは、今日の事です。
明日など存在しないのです。
人間にとって救いの日というのは今日なのです。
[ウィリアム・オスラー]



我々にとって大切な事は、遠くにぼんやりと存在するものに目をやることではなく、手近にはっきりと存在することを実行することだ。
[トマス・カーライル]